山茶花 はらはら
山茶花は、花首ごとぽとっと散る椿と違って
花びらをはらはら散らしていく。
山茶花は、豪勢にしてクールな椿の花より
やわらかく、つつましやかで、かわいい。
母とよく歩いた公園の隅っこの山茶花がたくさん散っている。
風も冷たく、もう冬なのだと侘しさが募ってくるが……
それはさておいといて、さあ、山茶花づくしを。
左は同色の菊とコラボ。右はストレリチアと。
ストレリチアは南アフリカ原産で、別名・極楽鳥花とも呼ばれる。
垣根の花（山茶花）とジャングルの花（ストレリチア）の異色コラボだ。
上のたくさんの山茶花とは違い、今度は、味のある枝ぶり一本。
左ややはり同色の菊と。左は山茶花もう一本と。
次はこんなのも。花器口にチラホラ顔を出す山茶花。
菊が ぼってり
菊はもう季節を問わず、花屋の店頭に並ぶ。
しかも多彩な花色、多様な花姿が。
下の菊の名は、アナスタシア。ロシア・ロマノフ王朝のアナスタシア伝説と重なり、
この世の菊とは思えないミスタリアスな色彩。
ぼってりと大ぶりで、その印象は強烈だ。
ピンク系のスターチスと補色関係の色彩美３態。
足元に見える白い縁取りの小葉はピットスポラム。
今度はアナスタシア１輪と野バラ（左）。そして、小さな白菊を仲間に入れて（右）。
さあ、師走の時間は早足だ。
もうすぐ母の居ない大晦日とお正月がやってくるが、私は元気にやっていくぞ。
