桜のつぼみがほころび、
淡い淡いピンクを含んだ白い花びらが咲き誇った。
少し咲いていたアネモネの花は、花びらを広げきった。
桜の名は、クルマガエシ。
自然品種に人が手を加えて生まれた里桜だ。
アネモネの名は、モナークホワイト。
ピュアな、ほんと真っ白。だけど、モナークって独裁者のモナークのこと？
そういえば、辺りを制する傲慢な白、かも。
レモンリーフの葉っぱは、
変わらぬ緑で、白い花の競演に彩りを添えた。
⇒ この間 4日 
若葉芽吹く
サンゴミズキ。
冬に枝が美しい赤に色づくことから、珊瑚の名が付く。
赤い枝から、瑞々しい薄緑の葉っぱが顔を出した。
切られ、大地とのつながりを絶ち、
部屋に閉じ込められたサンゴミズキの枝が、しっかり芽吹いた。
黙々と時を計り、摂理に従った。
⇒ この間 38日 
